2022/03/02
3月1日に卒寮式が挙行されました。今年度は10名の高3生がみしま寮を旅立ちました。
中学生の頃、電車代も分からず外出先から帰ってこれなくなったこと、敬語を知らず先輩に怒られたこと、宿題を忘れて先生に注意されたこと、夜中に寮内を徘徊し寮監に叱られたこと、振り返れば昨日のことのように思い出されます。
そんな幼かった彼らが、立派な一人の男となって卒寮しました。
このみしま寮での生活は決して楽しいことばかりではなかったと思います。規則を守り、生活リズムを整え、毎日最低でも3時間の学習。生活しているときに感じた苦労や窮屈さは、卒寮する時には寂しさと感謝の気持ちに変わります。
そして、共に楽しみ、時にいがみ合い、励まし高め合える最高の仲間に出会えました。みしま寮でできた仲間は生涯の財産となることでしょう。
そんな彼らを見て後輩は成長します。みしま寮では卒寮式の運営はすべて後輩である在寮生がとりまとめ、司会や音響係、受付から誘導まで卒寮生の門出に花を添えてくれます。お世話になった卒寮生の想いに触れ、みしまの意思は引き継がれていきます。
(『卒寮への想い』より抜粋)
「去年、後輩として座席で見ていた卒寮式。今は壇上。あっという間だった。」
「昔は寮が嫌で嫌で仕方がなかった。今は、みんなと過ごした寮から出ることが寂しい。」
「楽しいことも大変だったこともあったけど、寮生活は自分の人生のとても大きな一部になった。」
「後輩達、寮監の先生方、食堂のおばちゃん、そして保護者には感謝してもしきれません。」
35期生のみんな、保護者の皆様本当におめでとうございます。教育寮みしまはいつでもみんなの帰りを待っています。
「体に気を付けて!いってらっしゃい!」